大和証券グループが商船三井発行のグリーンボンド主幹事など
大和証券グループは、株式会社商船三井が発行するグリーンボンド*(第20回債5年50億円、第21回債5年50億円)の引受けにおいて、事務主幹事およびGreen Bond Structuring Agent**を務め、2018年8月24日、当該グリーンボンドの条件が決定されたと発表した。
商船三井は、「商船三井グループ環境ビジョン2030」を策定し、経営計画「ローリングプラン2018」においても、環境・エミッションフリー事業をコア事業の一つに育てる事を掲げており、環境に対する積極的な取り組みについて、幅広いステークホルダーのに理解を深めてもらうことを企図し、本グリーンボンドは機関投資家、個人投資家を対象とした、としている。事業会社が個人投資家を対象としたグリーンボンドを発行するのは国内初の事例。
大和証券グループは、過去10年以上にわたる継続的な商品の開発と提供を通じて、社会的課題の解決や未来の社会および金融・資本市場の発展に寄与すべく尽力してきた。また、本年より代表執行役社長中田誠司氏を委員長とした『SDGs推進委員会』を設置し、グループ横断的にSDGsへの取り組みを進めている。今回の商船三井が発行するグリーンボンドの引受・販売はそうした取り組みの一環であり、大和証券グループは今後も、SDGs達成に向けて貢献するとともに、投資家に新たな投資機会を提供していくとしている。
本グリーンボンドの概要
発行体 | 株式会社商船三井 | |
銘柄 | 株式会社商船三井第20回無担保社債 (社債間限定同順位特約付) |
株式会社商船三井第21回無担保社債 (社債間限定同順位特約付) |
発行年限 | 5年 | 約5年 |
各社債の金額 | 金1億円 | 金100万円 |
発行総額 | 50億円 | 50億円 |
払込期日 | 2018年8月30日 | 2018年9月10日 |
利率 | 年0.420% | 年0.420% |
発行価格 | 各社債の金額100円につき金100円 | |
主幹事 | 大和証券株式会社 野村證券株式会社 |
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Green Bond Structuring Agent | 大和証券株式会社 | |
取得格付 | A-(株式会社日本格付研究所) |
*「グリーンボンド」とは、企業や地方自治体等が、国内外のグリーンプロジェクトに要する資金を調達するために発行する債券。具体的には、①調達資金の使途がグリーンプロジェクトに限定され、②調達資金が確実に追跡管理され、③それらについて発行後のレポーティングを通じ透明性が確保される点が特徴。商船三井は本グリーンボンドの発行のために、「グリーンボンド原則(Green Bond Principles)2018」に則したグリーンボンドフレームワークを策定し、世界有数のESG(環境・社会・ガバナンス)評価機関であるフランスのVigeo Eiris(ヴィジオ アイリス)よりセカンドオピニオンを取得している。
**「Green Bond Structuring Agent」とは、グリーンボンドのフレームワークの策定およびセカンドオピニオン取得の助言等を通じて、グリーンボンドの発行支援を行う者。