【トヨタ紡織】”CO2排出量ゼロにチャレンジ”などの「2050年環境ビジョン」を策定
トヨタ紡織は、持続可能な地球環境を目指し、トヨタ紡織グループが一体となって地球環境保全を推進していくため、「2050年環境ビジョン」と「2020年環境取り組みプラン」を策定した。
内容はPDF4ページにシンプルにまとまっている。
「2050年環境ビジョン」には以下の6つのチャレンジ目標が掲げられている。
1. トヨタ紡織グループCO2排出量ゼロにチャレンジ
2. ライフサイクルCO2排出量ゼロにチャレンジ
3. トヨタ紡織グループ生産工程 水リサイクル化による排出ゼロにチャレンジ
4. 天然資源使用量ミニマム化にチャレンジ
5. トヨタ紡織グループ廃棄物ミニマム化にチャレンジ
6. 森づくり活動132万本植樹にチャレンジ
これらを実現するために、取り組むべき事項を今後5年間の中期実行計画として「2020年環境取り組みプラン」を策定。20の取り組み項目を設定している。
トヨタ自動車が「ゼロの世界にとどまらない“プラスの世界”を目指して Challenge to ZERO & Beyond」と掲げて、同じく2050年のへ向けての取り組みを6つ挙げ出しており、それと矛盾せずに、かつ自動車自体ではなくシートや内外装部品を製造しているトヨタ紡織らしいチャレンジ目標になっている。CO2をゼロにして132万本の植樹を行うのであれば、“プラスの世界”を実現することになるとも言える。
昨年パリで開催された国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)以降、企業が2050年にCO2排出量等を実質的にゼロにするという目標を掲げるのはトレンドになりつつある。前倒してどれだけ早期に実質的な達成となるか、という企業間競争に発展するくらいが期待される。
トヨタ紡織、「2050年環境ビジョン」を策定 ~子どもたちが笑顔で暮らせる持続可能な地球環境を目指して~ | ニュース|トヨタ紡織株式会社
トヨタ | 特集04:中長期環境ビジョン&第6次環境取組プラン
(発表日:2016/05/18)