【クボタ】北米に水・環境R&D拠点を開所~米国オハイオ州カントン市
クボタは、研究開発体制のグローバル化の一環として、クボタの水・環境事業で初の海外研究開発拠点を米国オハイオ州カントン市に設立し、7月19日に開所式を行った。
◆設立の背景と狙い
クボタは1980年代後半から膜分離活性汚泥法(MBR:微生物による生物処理と膜による固液分離処理を組み合わせた水処理方法)の技術開発に取り組み、世界各地に液中膜を供給し、世界の水・環境問題の解決に貢献してきた。2013年には北米最大規模の水再生処理施設をカントン市で受注し、大規模処理施設向けの膜分離装置を納入した。
北米に研究開発拠点を設けることで、低温域での膜装置の性能向上や省エネ運転の実現など、現地の気候や水質に合った膜システムの設計・運転管理に関わる研究開発を強化していく。また、北米市場のマーケティングや大学・研究機関等との共同開発により、水処理に関わる新技術の開発も進め、北米でのMBR事業の拡大を推進していく。
◆研究所の概要
施設名 | クボタ北米水・環境研究所 (英名:Kubota Water and Environment R&D Center USA.) |
設立場所 | 米国オハイオ州カントン市下水処理場内 |
設立時期 | 平成28年7月 |
投資額 | 総額2.5millionUSドル |
北米に水・環境R&D拠点を開所|2016年|ニュースリリース|株式会社クボタ
(発表日:2016/07/22)