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【トヨタ自動車】TMT(タイトヨタ)、バンコク市渋滞解消プロジェクトの結果を公表

   

2016年8月1日、タイトヨタ自動車ニンナート副会長とチュラロンコン大学工学部カセム副学部長は、「サートンモデル」の社会実験の結果について、協働して取り組んでいるタイ政府アーコム運輸大臣、タイ首都圏警察二ポン副総監、バンコク首都圏庁パックディ交通計画Directorとともに説明、公表した。
この社会実験は、WBCSD(World Business Council for Sustainable Development)のSustainable Mobility Projectとして、6都市で行われている実証プロジェクトのひとつ。バンコクではトヨタがリーダーとなり、チュラロンコン大学とともに、トヨタ・モビリティ基金の助成を受け、産官学と市民の協力で交通需要の平準化と交通流の改善を進め、渋滞を緩和するモデルづくりを進めている。
2015年11月には、この取り組みに協力を表明した約70社のトップマネジメントとともにリーダーフォーラムを開催。より多くの企業や市民の参画を得てきた。
2016年6月には、サートン道路をモデル道路として、大規模社会実験を開始。これまでに行った23の施策について、その結果や効果を8月1日に説明、公表した。
アーコム交通大臣は、「この社会実験は、バンコク市内で限定的に実施されたにもかかわらず、官民の各機関と市民が多数協力し、将来につながるものとなった。目に見えた結果が出せた事が非常に大きい。今後は、バンコクの他の渋滞が深刻な道路・地域に展開する」とコメントした。
今後、タイ政府の協力を得て、この取り組みをバンコク全域に広げるためのロードマップ作りを進めていく。

[社会実験で実証した施策と主な結果]
・パーク&ライド:15箇所のパーク&ライド駐車場開設。2016年6月時点の利用者数504人/日
・シャトルバス:2学校への導入と企業会員制バスの試験導入
・フレックスタイム:11社、4,410人への導入
・最適交通手段選択支援アプリケーション開発:アプリケーションダウンロード数3,308人
・交通流ボトルネック対策:18施策の実証(最も効果が高い地点では13%の交通流率向上、27%の旅行速度向上)

環境への取り組み | TMT(タイトヨタ)、バンコク市における渋滞解消プロジェクト「サートンモデル」社会実験の結果を公表

(発表日:2016/08/25)

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