【キヤノン】清原工業団地でカルビー・久光製薬と「工場間一体省エネルギー事業」
カルビー、キヤノン、久光製薬は、東京ガス100％出資子会社の東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES）と、栃木県宇都宮市にある清原工業団地内の隣接する既存7事業所における、省エネ・CO2削減およびBCP（事業継続計画）の強化を目的とした電力と熱（蒸気や温水）の供給契約を締結した。TGESは、3万kW級のガスコージェネレーションシステム（ガスコージェネ）を備えた「清原工業団地エネルギーセンター（仮称）」および電力自営線などの供給インフラの建設に10月より着手し、2019年1月の竣工を目指す。内陸型工業団地において、異業種複数事業所向けに電力と熱（蒸気や温水）を合わせて供給する取り組みは、国内初の、複数の既設の工場間において、生産ラインの統合やユーティリティーの共有によるエネルギーや生産品などの相互融通により、一体となって省エネルギーを行う「工場間一体省エネルギー事業」となる。
時間や時期によって需要状況の異なる異業種複数事業所の電力と熱(蒸気や温水)の情報をエネルギーマネジメントシステムに集約し、電力と熱（蒸気や温水）を効率的に供給することで、約20％の省エネおよびCO2排出量の約20％削減が見込まれており、事業所単独では実現できない規模の環境負荷低減が可能となる。
キヤノン：清原工業団地エネルギーセンター（仮称）の建設および電力と熱（蒸気や温水）の供給について
(発表日：2016/08/25)