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【ファンケル】女性活躍推進法に基づく「えるぼし」企業に認定

   

ファンケルは2016年8月30日、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(以下、女性活躍推進法)」に基づく、女性活躍推進に関する取り組みの実施状況が評価され、厚生労働省より「えるぼし」(2段階目)認定を取得した。
「えるぼし」認定は、2016年4月1日に施行された「女性活躍推進法」に基づく「一般事業主 行動計画」の策定・届出を行った企業のうち、所定の基準を満たした企業が受けることができる認定制度。評価項目は、「①採用」・「②継続就業」・「③労働時間等の働き方」・「④管理職比率」・「⑤多様なキャリアコース」があり、項目ごとに認定基準が設定されています。基準を満たした項目数により、1段階・2段階・3段階の認定となる。

女性が活躍しているイメージのあるファンケルが3段階目の最高評価を得られなかったのは、「男女別の採用における競争倍率(応募者数/採用者数)が同程度であること」という評価項目において、「女性の入社希望者が男性に比べ多いため、未達成」だったからとのこと。認定段階3の取得をめざし、女性の活躍を推進する活動を今後も推進するとしている。
数字で判断する方法は全体としては最も合理的な方法だが、個々の企業においては解決が難問となる場合がある。ファンケルの今回のケースも一つの例で、入社希望者の男女比が偏っている場合に採用割合も整えようとすると、社員の男女比が偏ってしまうことになる。ファンケルは今回残念な結果になってしまった。他にも管理職比率はまだ課題があるように見えるし、役員における女性割合もバランスがいいとは言えない。だが、3段階目の評価を受けた他の多くの企業に比べて、女性活躍という軸でファンケルが大きく劣っているとは思わないし、むしろ、より評価されるべき点も多く存在する企業だという印象は維持される。

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(発表日:2016/09/20)

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