【日立建機】製品開発時の廃棄エネルギーを有効活用

日立建機は、製品ライフサイクル全体での地球温暖化防止活動の一つとして、廃棄エネルギーの有効活用に取り組んでいる。
開発試験では、エンジン・油圧機器の信頼性評価のため、エンジンポンプ耐久試験を実施している。エンジンベンチ試験の頻度は各国の排ガス規制対応のため増加の傾向にあるが、耐久試験で発生する熱エネルギーは利用されず廃棄されていた。そこで、エネルギーの無駄を排除し、効率よく回収・活用するために、廃棄されていた熱エネルギーを電気エネルギーに変える動力回収装置を開発した。この装置は、エンジン出力の30％相当を電力として回収でき、発電した電力は工場生産に回している。1回の試験で年間約3,700本の杉の木のCO2吸収量に相当し、CO2排出削減に貢献したことになる。

製品開発時の廃棄エネルギーの有効活用 – Hitachi Construction Machinery

(発表日：2016/09/30)

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