【イオン】ご当地WAON「高砂結びのWAON」発行。8月下旬より市民などに限定配布。
兵庫県の高砂市とイオンは2016年5月30日、「WAON発行に関わる業務提携」を締結、イオンが発行するご当地WAON「高砂結びのWAON」を活用し、9月1日より高砂市が開始する予定の「高砂にこにこポイト制度」の認定カードとして、高砂市民及び高砂市内在勤者を対象に、8月下旬より限定配布する。
カードは1枚だが、限定配布されるカードには2つの機能が併存することになる。
まず、「高砂結びのWAON」としての機能。これはイオンが提供している電子マネー(あるいはポイントカード)としての機能。お金をチャージして、イオンやWAON加盟店で買い物をするとポイントがたまり、そのポイントでまた買い物ができるというのが基本機能。加えて「高砂結びのWAON」は「ご当地WAON」でもあるので、このカードを使って買い物をした額の一部が高砂市のために使われる。たとえば、イオンから高砂市に寄付される。具体的には、以下は数字も含めてあくまでも「例え」だが、たとえば「高砂結びのWAON」を使ってイオンで10,000円の買い物をした場合には、50WAONポイントもらえる。これはカード利用者が後日50円分として買い物に使える。それに加えて10円程度がイオンから高砂市などに寄付され、福祉なのか、環境保全なのか、防災なのか、子育てなのかに使われる。これが「高砂結びのWAON」としての部分。
もうひとつ「高砂にこにこポイト制度」用のカードとしての機能。これは「WAON」とはまったく別の話で、検(健)診を受けたり、ボランティア・講座・イベントに参加したりすることで高砂市から「にこにこポイント」がもらえる。これは買い物に使えるものではなく、域産品等が当たる抽選に参加できたりする予定。
つまり、「高砂結びのWAON」は地域の経済的活性化、「高砂にこにこポイト制度」は地域の活動への住民参加促進が主な目的になっているといえる。それが、「高砂結びのWAON」というカードの上に載っているということ。
「高砂結びのWAON」は高砂市内在住または在勤の18歳以上(高校生を除く)の人は申し込めば貰える。申し込み開始は7月1日(金)から。詳細は後日、広報たかさごなどで発表される。
それ以外の方も10月以降にイオン等で入手できるようになる。ただし、「高砂にこにこポイト制度」としての機能はない。
「高砂結びのWAON」の表面には謡曲「高砂」ゆかりの地の象徴として縁起の良い結びきりの水引が、裏面には白砂青松で知られる高砂の浜の風景と謡曲「高砂」の歌詞がデザインされている。
(発表日:2016/05/30)