LIXILグループがSRI指標「FTSE4Good Global Index」などの構成銘柄に
株式会社LIXILグループは、世界的なインデックスプロバイダーであるFTSE Russell社が設定し、社会的責任投資（SRI）の代表指数である「FTSE4Good Global Index」と、性別多様性の分野で優れた取り組みを行っている日本企業を対象としたMSCI社の「MSCI日本株女性活躍指数（WIN）」の構成銘柄に選定された。
「FTSE4Good Global Index」は、環境、社会、ガバナンスのESGの3分野すべてにおいて、高い評価を受けた企業が構成銘柄として選定されており、ESGに配慮した経営や情報開示に投資家の関心が高まる中、投資判断やリスク分析に活用される代表的な指標。ESGの3分野それぞれに関して、独立委員会のメンバーが300以上の項目を分析し、企業のリスクレベルや実績を評価している。高い評価を得た企業は、長期的な持続可能性が高いと判断される。LIXILグループは、コーポレートガバナンス、気候変動への対応、労働環境、人権に関する各項目に関して、従来よりも高い評価を獲得し、今回の選定に至った。さらにLIXILグループは、日本株を対象とした「FTSE4Good Japan Index」および「FTSE4Good Blossom Japan Index」にも選定されている。
「MSCI日本株女性活躍指数（WIN）」は、ESG要素の中で社会面での企業の取り組みに特化し、女性の管理職や採用比率が高い企業で構成されている。より多くの女性が職場で活躍できるよう、女性の採用・登用を積極的に進める企業は、日本での将来的な労働人口減少による人材不足への対応力が高いとみなされている。
なお、「MSCI日本株女性活躍指数（WIN）」および「FTSE4Good Blossom Japan Index」は、世界最大規模の機関投資家である年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）における、ESG投資のベンチマークとなる指数としても採用されている。
株式会社LIXILグループ社長兼CEO瀬戸欣哉氏のコメント
「この度、LIXILグループが代表的なSRI指標である『FTSE4Good Global Index』と、新たに設定された『MSCI日本株女性活躍指数（WIN）』に選定されたことを喜ばしく思います。環境、社会、ガバナンスに配慮した事業運営の重要性はますます高まっており、投資家のみならず、ビジネスパートナーや従業員など様々なステークホルダーが注目しています。当社がガバナンス強化
に加え、コーポレート・レスポンシビリティ（CR）戦略として3つの優先的取り組み分野を設定し、『グローバルな衛生課題の解決』、『水の保全と環境保護』、『多様性の尊重』に関する施策などを積極的に実施してきた実績が、今回の選定につながっており、今後も責任ある事業運営を推進していきます」