大林組技術研究所の雑木林で国内希少種キンランの観察会（4/28）
4月28日、大林組は、技術研究所（東京都清瀬市）の敷地内にある約1.8ヘクタールの雑木林でキンランの開花に合わせて、清瀬市の自然保護団体「清瀬の自然を守る会」と共に観察会を行った。
黄金色の花を付けることからその名を由来するキンラン。種子は約半年かけて熟し散布される
雑木林にはさまざまな草花や小動物が生育し、人工栽培が困難とされるキンランやギンラン、ササバギンランなどの絶滅危惧種が多数育成している。
参加者の観察により新たなギンランを発見
46人が参加した観察会では、キンランが新たに発生した観察ルートを、足元に注意しながら歩行。参加者は説明する大林組技術者の声に熱心に耳を傾けていた。
当日は、環境省レッドリスト2017でキンランと共に絶滅危惧Ⅱ類に指定されているクゲヌマランも間近で見られ、参加者からは「自然が減少する清瀬で貴重な植物を観察できた」などの感想が寄せられた。
2010年から林内で確認されているクゲヌマラン。ギンランと同様、白い花を咲かせる