東京海上グループが2016年度も「カーボン・ニュートラル」達成(4年連続)
東京海上ホールディングス株式会社は、グループ全体(国内・海外)の事業活動において2013年度から2016年度まで4年連続で「カーボン・ニュートラル」を達成した。
「カーボン・ニュートラル」とは、事業活動により生じるCO2排出量と、自然エネルギーの利用や排出権取得、マングローブ植林等によるCO2の吸収・固定効果の換算量が等しい状態を指す。
東京海上グループは、グループ全体(国内・海外)の環境負荷削減とカーボン・ニュートラル実現に向け、これまで(1)省エネ・エネルギー効率化、(2)マングローブ植林によるCO2吸収・固定、(3)グリーン電力等の自然エネルギーの利用、(4)カーボン・クレジット(排出権)の償却、を推進してきた。
マングローブ植林は、東京海上日動が1999年に開始し、2017年3月末までに東南アジア、南アジア、フィジーの9ヶ国で10,103ヘクタール(100メートル幅で東海道・山陽新幹線沿いに東京駅から徳山駅までの距離に相当)を実施しているもの。マングローブ植林には、CO2吸収・固定を通じた地球温暖化の防止・軽減のほか、生物多様性の保全、沿岸部の津波・高潮被害軽減等の効果がある。
グリーン電力は、米国フィラデルフィア社が、同社の事業活動に伴う年間電気使用量の100%に相当するグリーン電力証書(風力)を購入し、2013年度からネット・ゼロ・エミッション(CO2排出量やエネルギー使用量が正味でゼロとなっている状態)を実現している。
これらの活動の結果、2016年度のグループ全体の事業活動により生じるCO2排出量を、マングローブ植林および自然エネルギー(グリーン電力証書)利用によるCO2固定・削減効果で相殺し、2013年度から4年連続で「カーボン・ニュートラル」を実現した。