【花王】若手芸術家育成支援―「第14回東京音楽コンクール」を主催
花王は、メセナ活動支援の一環として、東京文化会館が2003年に設立した「東京音楽コンクール」の開催を支援している。
このコンクールは、東京文化会館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、読売新聞社、花王、東京都の4者が主催し、芸術家としての自立をめざす可能性に富んだ新人音楽家を発掘し、育成・支援を行なうことを目的として実施している。
特徴は、本選においてオーケストラと共演するほか、聴衆の投票により、最も多い票を得た出場者に「聴衆賞」が贈られること。また、現役演奏家を中心とした審査体制、入賞後の出演機会の提供やリサイタル支援など、手厚いサポート体制を用意している点で、ほかに類を見ない日本を代表するコンクール。
前回の第13回より、出場者の国籍・居住地を不問として、部門審査員には海外音楽家が参加、音源審査を廃止して、ホールでの演奏審査へ切り替え、本選出場枠を拡大するなど、門戸を広げて、より国際色を深めるリニューアルを行なっている。
2016年度は、4月にピアノ、金管、声楽の3部門の応募受付を行ない、3部門合わせた応募総数は436名だった。第一次予選、第二次予選を経て8月23日(火)から28日(日)にかけて本選が行なわれ、各部門の入賞者が決定した。各部門本選終了後にはステージ上で表彰式が行なわれた。
入賞者には東京文化会館主催事業等への出演機会が予定されているが、2017年1月9日(月・祝)には、2016年度の各部門第1位入賞者、もしくは、最高位入賞者が東京文化会館主催で開催される「優勝者&最高位入賞者コンサート」において、読売日本交響楽団と共演する。
若手芸術家育成支援―「第14回東京音楽コンクール」を主催 | 花王株式会社
(発表日:2016/09/12)