【富士重工業】「自動車リサイクル法」による2015年度再資源化等の実績
富士重工業は、自動車リサイクル法(使用済自動車の再資源化等に関する法律)に基づく2015年度(2015年4月~2016年3月)における再資源化等の実績を公表した。
2015年度の実績は、シュレッダーダスト(ASR)では173,272台から27,935.5トンを回収、27,243.3トンを再資源化。よってASR再資源化率は97.5%となり、2015年度法定基準である70%を達成。
またエアバッグ類は130,009台から、360,882個を引き取り、27,052.8㎏をリサイクル施設に投入し、25,251.6㎏を再資源化した。再資源化率は93.3%となり、法定基準の85%を達成。
フロン類は147,108台から37,781.0㎏を引き取り、適正に処理を行った。
再資源化に要した費用は1,409,412,422円、資金管理法人から払渡しを受けた預託金は総額1,757,742,440円であり、リサイクル収支は348,330,018円の黒字となった。
また、再資源化に要した費用の他に、自動車リサイクル促進センターの運営関連費用79,275,110円、ASRの再資源化に関連する費用27,433,639円を負担しており、メーカーとしての全体収支は241,621,269円の黒字となった。
富士重工業では自動車メーカーが主体で結成するART(自動車破砕残さリサイクル促進チーム)の一員としてシュレッダーダストの再資源化に取り組み、2011年5月にシュレッダーダストの埋立て処理ゼロ化を達成、現在も継続している。
今後も富士重工業では使用済自動車から発生するASR、エアバッグ類、フロン類の3品目の引取・再資源化が確実かつ円滑に行われるよう取り組み、高い水準のリサイクル率を安定的に維持することを目指す。
(発表日:2016/06/01)