【三菱重工業】種子島でアカウミガメ保全調査を実施した。今年度あと3回調査予定。
三菱重工グループは昨年度より、NPO法人アースウォッチ・ジャパンの主催する「種子島アカウミガメ保全調査」の支援を行っている。本年度は4回の調査を実施する予定で、第一回目の調査を5月28日(土曜)~30日(月曜)に、社員ボランティア7名と一般ボランティア1名、鹿児島大学ウミガメ研究会2名の計10名が参加し実施した。
ボランティアたちは、研究者や、現地NPO法人Turtle Crewの指導の下、種子島の西側にある長浜海岸と南側にある前之浜海岸を4班に分かれて、夜間調査した。産卵の為に砂浜を訪れるウミガメを、暗闇の中で足跡を頼りに探した結果、2晩の調査を通じて9個体のアカウミガメに遭遇し、6例の産卵を確認した。個体調査の為の標識を装着し、ノギスを用いて背甲の長さと幅の計測も行った。
第2回目の調査は、6月25日(土曜)~27日(月曜)に実施。調査結果についてはまた報告する。
この事業は、「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」が推奨する事業として認定を受けている。
調査の目的は、これまでアカウミガメの産卵メスの個体識別調査がほとんど行われていなかった種子島において調査を行うことで、他の産卵地で標識を装着された個体の移入率、および種子島で産卵したメスの回帰率などのデータを明らかにすること。
ボランティアは、カメが光に敏感なことや、一連の産卵行動について事前に研究者よりレクチャーを受けており、産卵行動を阻害しないよう細心の注意を払って調査に参加している。
三菱重工|2016年第1回目種子島アカウミガメ保全調査を実施しました
Earthwatch Institute
Earthwatch: 種子島のアカウミガメ調査
タートルクルー/キッズキャンプ ~2016年度募集
(発表日:2016/06/10)