【三菱重工業】MHIEC、エネルギー自立型汚泥焼却炉を開発
三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)は、従来型の下水汚泥焼却炉にバイナリー発電装置(沸点の低い媒体を加熱・蒸発させて、そのガスでタービンを回す発電方式で、その名称は加熱源系統と媒体系統のバイナリー(Binary:2つの)熱サイクルを利用することに由来し、地熱発電などでも利用されている。)を組み合わせることで焼却設備消費電力を廃熱発電で全面カバーできるエネルギー自立型汚泥焼却炉を開発、技術認定先の東京都下水道局から初号設備を受注した。処理能力250トン/日の設備を都内板橋区の「新河岸水再生センター」で2020年3月に完成させる計画で、この焼却炉の普及により省エネルギー・地球温暖化抑制への大きな貢献が期待できる。
三菱重工|MHIEC、エネルギー自立型汚泥焼却炉を開発、初号設備を東京都下水道局から受注
(発表日:2016/09/26)
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