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【三菱電機】CDPが気候変動対応で特に優れた活動を行っていると認定

      2017/05/21

三菱電機は、国際NGOのCDPにより、地球温暖化対策に熱心な企業として、最優秀の「Aリスト」企業として選定された。「気候変動Aリスト」とは、その企業活動が気候変動対応と戦略において世界のリーダーであると評価された企業に与えられるもの。
CDPは世界の大企業6000社以上を対象とした気候変動問題への取り組みの調査をし、その結果を毎年公表している。大企業の環境評価で国際基準となっており、世界827の投資機関(運用資産100兆ドル)がCDPの活動を支援している。「Aリスト」には二酸化炭素排出削減活動や気候変動緩和への対応に特に優れた企業が選ばれるものとされ、今回は全世界で193社が選定された。日本では500社が評価対象となり、265社が質問票に回答、9%に当たる22社が「Aリスト」に選定された。
2016年10月25日に行われたCDPの日本報告会では、三菱電機から代表執行役執行役副社長大久保秀之氏が登壇し、三菱電機グループの環境に関する取り組みについて以下のとおりコメントした。

・三菱電機グループは企業理念に基づき、「持続可能性」と「安心・安全・快適性」が両立する「豊かな社会」の実現に貢献する企業を「グローバル環境先進企業」と捉え、企業活動を行っている。
・「パリ協定」の発効は、三菱電機にとっても大きな機会であると考えている。
・三菱電機グループは、家庭から宇宙まで幅広い分野で事業を展開している。それらすべての製品・システムで、エネルギー効率を高め、省エネルギー化を図り、低炭素社会の実現に向けて取り組んでいる。
・三菱電機独自の試算にでは、高効率の製品やシステムの導入によるCO2排出削減の貢献量は、事業活動で発生する毎年のCO2排出量そのものの約50倍にも上っている。
・サプライチェーンにおける環境負荷低減だけではなく、「製品・システムの省エネルギー化」により低炭素社会の実現に貢献することが、三菱電機グループに最も期待されることである、と考えている。
・省エネに加え、空調機では、地球温暖化係数の低い冷媒へ切替えを進めている。国内だけでなく、海外の生産拠点でも、温室効果ガスの回収と破壊を進めている。
・環境教育にも力を入れており、昨年度は環境e-learningをグループで9万3000人が受講した。

参考:【トヨタ自動車】CDPの気候変動に関する企業調査でAリストに選定

三菱電機 Mitsubishi Electric

(発表日:2016/11/02)

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