【大林組】綾瀬市にある技術研究所で絶滅危惧Ⅱ類のラン科多年草の観察会を実施した
5月9日、大林組技術研究所（東京都清瀬市）で、「清瀬の自然を守る会」の会員など43人を招いて、技術研究所内の雑木林に自生する貴重種キンラン（ラン科キンラン属の多年草。最新版の環境省レッドリスト2015において絶滅危惧Ⅱ類に指定されている）の観察会を行った。8回目の開催となる今回は、昨年までの観察ルートを変更し、新たなキンラン発生場所などを約1時間かけて観察した。
1965年の技術研究所開設当時から保全する約1.8ヘクタールの雑木林には、武蔵野の自然がそのまま残っており、絶滅危惧種に指定されているキンラン、ギンラン、ササバギンランなどが多数生育している。
大林組では1998年から雑木林に咲くキンランの個体数や生育状況などのモニタリングを実施している。枝折れした高木の処理や下刈り、つる草除去、落ち葉かきなどの順応的管理（継続的なモニタリング評価と検証によって随時見直しと修正を行いながら管理すること）を行うことで、キンランの個体数を徐々に増やしてきた。
武蔵野の自然を残す技術研究所でキンランの観察会を実施｜最新情報｜株式会社大林組
(発表日：2016/06/03)