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【リコー】市販回収材から再生したプラスチックを複合機へ搭載。新規投入資源量を削減。

   

リコーは、市販回収材(プラスチック製包装容器と家電製品のプラスチック)を原材料に、繰り返し使える再生材を開発し、本年度から発売する複合機に順次搭載していく。従来から活用している、使用済みリコー製品由来のプラスチック再生材(クローズドリサイクル)に加えて、このたび開発した再生材を活用することにより、複合機におけるプラスチック再生材の搭載率を向上させ、製品製造時に新規投入する資源量の削減の一助とする。
新たに開発した再生材は、容器包装リサイクル法によって回収されたプラスチック製包装容器と、家電リサイクル法によって回収された家電製品のプラスチックを利用する。後者は、三菱電機の子会社であるグリーンサイクルシステムズの技術を活用し、不純物が取り除かれている。これら市販回収材から、新日鉄住金化学の改質技術とリコーの保有するリサイクル材料評価技術により、難燃性や強度が高く、複合機に活用可能な高品位プラスチック材料となる再生材を共同開発した。一般にプラスチック材料は再生のたびに品質が低下するが、リコーグループが長年培ってきたリサイクル材料技術を活かした独自の加速試験による経年劣化評価基準に則った再生材の評価を行うことで、繰り返し再生しても品質を維持する再生材の開発を実現した。
プラスチックの市販回収材活用という再生材材料の対象拡大と、その再生材の繰り返し利用の実現により、地球から新たに採取する石油由来の資源量の削減が見込まれる。

市販回収材から再生したプラスチックの複合機への搭載開始 | リコーグループ 企業・IR | リコー

(発表日:2016/05/30)

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