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【東京ガス】G7伊勢志摩サミットのカーボン・オフセットに協力

   

東京ガスは、環境貢献を目的に、G7伊勢志摩サミットのカーボン・オフセットへの協力として、J-クレジット100トンを提供する。

これは経済産業省、環境省、農林水産省が、外務省と連携して、G7伊勢志摩サミットの開催で発生するCO2排出量を、カーボン・オフセットの仕組みでゼロにすべく、企業・自治体に協力を呼び掛けているのに応じたもの。5月18日現在で59者が応じており、予定の4割弱の量が集まっている。5月27日(金)17時まで募集しており、5月20日にその時点での点での協力企業が発表される予定。

ごく簡単に言えば、カーボン・オフセットはお金を払ってCO2を削減したものとみなす仕組み。払ったお金はCO2の削減に使われ、かわりにクレジットが手に入る。クレジットを無効化することによって、CO2を削減したことになる。多くの企業はCO2を削減すべく努めているが、ゼロにするのは難しく、一定程度を超すと費用対効果も悪くなる。それならばお金を別のところで別のCO2を削減するために使った方が、結果的には多くのCO2を削減できることになるからそういう仕組みを整えようということなどが理由で作られた。今回はそれを応用して、企業から集めたお金(クレジット)で、G7伊勢志摩サミットの開催に伴って発生するCO2排出量を無いものにしてしまおうという枠組み。政府としてはあまりお金を使わずに諸外国に良い顔ができるし、カーボン・オフセットという仕組みのPRになる。企業にとっては、数十万~数百万程度の出費で、G7伊勢志摩サミットのロゴやG7伊勢志摩サミット公式ホームページの写真の使用も含め、G7伊勢志摩サミットのカーボン・オフセットに協力した旨を対外的にPRできるメリットがある。

東京ガス : プレスリリース / G7伊勢志摩サミットのカーボン・オフセットへの協力について
G7伊勢志摩サミットにおけるカーボン・オフセットの実施 | 外務省
G7伊勢志摩サミットのカーボン・オフセットへの協力企業・自治体の募集について|J-クレジット制度

(発表日:2016/05/19)

 - 環境