【東芝】「CDP気候変動レポート2016」で「気候変動Aリスト」企業に認定
東芝グループは、持続可能な経済を実現させる活動を行う国際的な非営利団体 CDP が公表した「CDP気候変動レポート2016」において、最高位の「気候変動Aリスト」企業に認定された。「気候変動Aリスト」とは、気候変動対応と戦略において、企業活動が世界のリーダーであると評価された企業に与えられるもので、日本では22社がAリストに認定された。
CDPは2000年に英国で設立され、機関投資家の代表として持続可能な経済を実現させる活動を行う国際NGO。2003年より毎年、世界の主要企業を対象に調査票の回答を収集した上で、企業の情報開示と合わせて評価し、結果を公表している。
東芝グループがCDPの最高評価に認定されたのは2013年度、2014年度に続き三度目で、今回の認定は、東芝グループの環境戦略や気候変動リスクと機会に関する情報開示、温室効果ガス排出に関する第三者認証などが高く評価されたもの。
正直に回答しているのか、ほんとうに信頼できる第三者認証なのかを疑わざるを得ないのが悲しいところ。CDPは回答が正しいことを前提に評価しているはずで、内容の真実性担保の責任は企業側にあるはず。東芝についてはまだ数年は眉唾で見たほうが良いだろう。消費者が簡単に短期に信頼を回復してあげてしまっては、他の企業に良い影響を与えない。「東芝のようなことをしてはいけない」と他企業が真剣に受け止めるほどのペナルティーを与えられる最も大きな力は、消費者が持っている。
参考:【トヨタ自動車】CDPの気候変動に関する企業調査でAリストに選定
「CDP気候変動レポート2016」において最高評価の「気候変動Aリスト」企業に認定:東芝 環境活動
(発表日:2016/10/26)