【武田薬品工業】欧米で炎症性腸疾患の認知向上に向けた疾患啓発キャンペーン開始
武田薬品工業は、炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)の認知向上を目的とした疾患啓発活動である“IBD Unmasked”キャンペーンを、欧米において開始した。
現在、全世界で500万人以上が炎症性腸疾患に罹患しており、最も一般的な2つの疾患である潰瘍性大腸炎とクローン病も同疾患に含まれる。炎症性腸疾患の患者にとって、友人や家族と一緒に過ごしたり、映画に行くといった日常の行動は非常に困難。IBD Unmaskedキャンペーンでは、専用ウェブサイトにおいて、Marvel Custom Solutions社が制作した炎症性腸疾患のスーパーヒーローであるSamariumを主人公としたグラフィックイラストレーションシリーズでストーリーが展開していく。同サイトには、グラフィックイラストレーションシリーズ第1章のほか、クイズ、インフォグラフィック、専門的なQ&Aなどを掲載しており、コンテンツを順次追加していく予定。
炎症性腸疾患はあらゆる年齢の人が罹患し、成人早期に診断されるのが最も一般的。炎症性腸疾患と診断された患者は疎外感を抱き、悩んでいることを単に話すのも困難な場合がある。同疾患の患者を対象とした欧州での大規模調査によると、調査回答者のうち48%が症状が沈静化している時でさえも自身の生活が同疾患の症状に重大なあるいは多少の影響を受けると回答している。また、35%が同疾患を原因として親密な人間関係を求めることを避けており、26%が同疾患は友人関係の構築や維持の妨げになっていると回答している。
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IBD Unmasked HQ | Takeda Pharmaceutical Company Limited
(発表日:2016/07/13)