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【ファンケル】「国連グローバル・コンパクト」年次報告書提出、新入社員「人権」研修実施

   

ファンケルは、2013年4月「国連グローバル・コンパクト」に署名し、「人権」「労働基準」「環境」「腐敗防止」の4分野の10原則を受諾・支持して、経営していくことを宣言した。
そして2015年度の活動を、「年次報告書」として、国連グローバル・コンパクトに提出した。
「国連グローバル・コンパクト」本部に提出した「株式会社 ファンケル Communication on Progress 2015年度版」は、同社のウェブサイトで公開されている。

そして今年も「一般社団法人 グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン」の事務局長・大田氏を講師に迎え、新入社員の「人権」研修を、実施した。
研修では、はじめに国連グローバル・コンパクトの概要や意義、最新の活動などが紹介され、その後、新入社員25名を5名ずつの5グループに分け、ワークショップの作業を行った。
今年の課題は、当日の新聞から「人権」に関わる記事を抜き出し、その中からテーマを1つに絞り、現在社会で問題になっている「人権」の「原因と改善案」をグループごとにまとめ、発表するものだった。
グローバル・コンパクト署名企業の一員として求められる行動を、身近なテーマから考えるきっかけを得た新入社員のはじける笑顔が印象的な「人権」研修だった。

社員と人権の関係も近年、変化している事柄のひとつで、従来の考え方・取り組みのままでは企業にとってもリスクになり得る。比較的価値観に争いの少ない障がい者、高齢者、子ども、女性といった属性に対する接し方も公式で正解が求められるものではない。相手が外国人、性的マイノリティーなどになるとなお一層。相手が自分とは違う別の個人であって、自分と同じように尊重されるべきだというところからのスタートしかない。
人権は企業と衝突することも多い。そういう事態を避けるためにも、人権感覚・意識の豊かな社員が社内にたくさん存在することの必要度は高まっている。ファンケルは新入社員研修時のみではなく、社外の非営利団体等を招き、あるいは出向き、社員が外の風に触れる機会を提供している。そして、それをこうして外部に公表することで、他の企業に良い影響を与えている。
「国連グローバル・コンパクト」年次報告書も非常にわかりやすい構成になっている。

2016年5月度のCSR活動について|CSRトピックス|CSR・環境・社会貢献|FANCL ファンケル

(発表日:2016/06/15)

 - 人権、ヒューマン・セキュリティ