【アサヒグループホールディングス】「攻めのIT経営銘柄2016」に2年連続で選定
アサヒグループホールディングスは、「攻めのIT経営銘柄2016」に選定された。昨年に続き2年連続の選定。
アサヒグループでは、グローバル経営戦略において挙げられている6つの経営課題(収益性の向上、経営インフラ・ガバナンス強化等)に取り組むにあたり、ITを活用した取り組みが不可欠と考え、経営トップの承認を得て、全社とIT部門が連動して取り組みを推進している。
今回の選定では以下のポイントが評価された。
・将来のM&Aを視野に入れ、グループ横断的なシステム共通基盤の構築を実施している点。具体的には 生産・物流・会計・営業といった業務のシステムをグループで統一した土台に作れるようにした。これにより、M&Aした会社も共通したシステムを利用することが容易となり、これら取組みによって7年間で43億円のコスト削減効果を生み出した。また、業務とシステムを標準化、共通化、統一化することで、グループ各社の会計情報の見える化が図られ、経営状態の把握がよりスピードアップされたことも成果として評価された。
・新しいテクノロジーで競合他社との競争優位を図っている点。例えば、AIを活用して大量の売上情報などを分析して、生産・出荷の計画に活用するなど。
・Office365などの更なるパブリッククラウドの活用により、全社的なワークスタイル変革、海外拠点・外勤営業・在宅勤務など働き方の多様化への対応を積極的に行っている点。
「攻めのIT経営銘柄」は、経済産業省と東京証券取引所とが共同で、IT活用に戦略的に取り組む企業を選定。業種ごとに他社のモデルとなる企業が選ばれる。最終的には「攻めのIT経営」委員会(委員長は一橋大学CFO教育研究センター長・一橋大学院商学研究科特任教授)が選定する。選定された各社の取り組みは「攻めのIT経営銘柄2016」(PDF)に掲載されており、経済産業省のページからダウンロードできる。
食料品業界から選定されたのはアサヒグループホールディングスのみ。今回選定された26社のうち、アサヒグループホールディングスを含めた12社は2年連続の選定。他に積水ハウスや東レなども該当。
ニュースリリース | アサヒグループホールディングス
「攻めのIT経営銘柄2016」を発表しました~企業価値の向上に向け「攻めのIT経営」に取り組む上場会社26社を選定!!~(METI/経済産業省)
(発表日:2016/06/10)