【大林組】安全衛生に優れた事業場として厚生労働大臣表彰優良賞を受賞
桜上水ガーデンズ新築工事、第二東名高速道路稲木トンネル他1トンネル工事
2016年6月30日、東京都千代田区のLEVEL XXI 東京會舘で平成28年度「安全衛生に係る優良事業場、団体又は功労者に対する厚生労働大臣表彰」の表彰式が行われ、大林組が施工した桜上水ガーデンズ新築工事(東京都世田谷区)と第二東名高速道路稲木トンネル他1トンネル工事(愛知県豊川市・新城市)が優良賞を受賞した。
この表彰は、無災害の期間が特に優れていて、職場のリスクを低減する取り組みが活発に行われているなど、他の模範と認められる優良事業場や団体のほか、安全衛生水準の向上と発展に多大なる貢献をした功労者などを表彰するもの。
今年度は事業場として優良賞の10事業場と奨励賞11事業場などが選ばれた。
桜上水ガーデンズ新築工事
1500人が働く現場では、作業員一人ひとりの安全意識の向上をめざし、過去の災害事例を基にした勉強会や、感電の怖さを器具などを使って示す実地教育を行った。
また、災害リスクを回避するため、地下作業の上部に落下防止を喚起する旗を設置するなど、危険有害要因の見える化に努めた。
建設現場の重要課題となっている熱中症対策には、職長や作業員が記入するチェックシートを活用。日に数回、体調を把握することで熱中症への早期対応を図った。
第二東名高速道路稲木トンネル他1トンネル工事
トンネル掘削で発生した岩石などのずり(約12万m³)は、工事用道路を使用することなく、300mの谷越えベルトコンベヤーによって場内作業場に運搬した。これにより大型ダンプトラック延べ3万往復を削減。狭い山道での事故災害も防止するなど、職場環境の安全性も確保できた。
トンネル坑内ではバックホウなどの重機にカメラ、センサーを設置。施工範囲が広く、多くの重機が稼働する掘削現場での接触事故回避に努めた。
建設業経験1年未満の作業員にはヘルメットにルーキーズステッカーを貼り、全員で彼らへの声がけや安全教育を心がけた。
大林組は、今後も建設現場で働く全員の安全と健康の確保に努めて、快適な職場環境の形成を促進していく。
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(発表日:2016/07/26)