【トヨタ自動車】熊本地震追加支援:従業員からの募金も加えて約7,700万円を寄付など
- 義援金の拠出
地震発生直後に、被災地での緊急援助活動費用として、トヨタ自動車とトヨタ自動車九州で総額1,000万円をジャパン・プラットフォームと中央共同募金会に寄付
- 従業員募金、マッチングギフトの実施
会社からの義援金に加え、社員一人ひとりの支援の気持ちを大事にしたいとの思いから、従業員募金とマッチングギフトを実施し、被災された方々へのお見舞金として
- トヨタ自動車が68,265,980円(従業員募金34,132,990円+会社拠出34,132,990円)
- トヨタ自動車九州が8,939,812円(従業員募金4,469,906円+会社拠出4,469,906円)
を日本赤十字社他に寄付予定- マッチングギフトとは、企業や団体などが社会貢献を目的として寄付や義援金を募る際、寄せられた金額に対して企業側が一定額、または同額を上乗せし、寄付金額を増した上で寄付する上乗せ贈与制度のこと
- 車両の提供
自治体による被災地の現場巡回や荷物運搬、復興要員の輸送用に、トヨタ自動車、熊本県内の販売店、トヨタレンタリースから車両65台(レンタカー17台、社用車・試乗車48台)を提供
- その他の支援
- トヨタグループ(トヨタ自動車、グループ会社)、販売店・共販店からの支援内容(4月16日~23日)
- 支援物資の輸送
- トラック18台分(15tトラック13台・4tトラック5台)
- 主な支援物資
- 食料品(米、缶詰、バナナ、オレンジ、サンドイッチ等)、飲料水、ウェットティッシュ、生理用品、紙おむつ、ブルーシート、アルコールタオル(ノロウィルス対策)、敷マット、給水用タンク、仮設トイレ、ヘルメット等
- トヨタグループ(トヨタ自動車、グループ会社)、販売店・共販店からの支援内容(4月16日~23日)
トヨタ自動車は、比較的早い段階で1,000万円の義援金拠出を決定した。その後多くの企業がより多くの義援金拠出を決めたため、結果として埋もれてしまった。あらためて、マッチングギフトの結果として追加での支援を決めた。合計するとトヨタ自動車からの義援金は4,000万円余りとなる。トヨタ自動車の場合は関連会社が独自に義援金拠出しているケースも多く、単純比較はできないし、比較するものでもないのかもしれないが、ホンダは相当早いタイミングで5,000万円の拠出を決定している。ホンダには熊本に生産拠点があるが、トヨタ自動車九州の工場は福岡にあるというのも影響しているのかもしれない。事実、トヨタ自動車と同じく、生産拠点が福岡にある日産自動車も義援金拠出は1,000万円であり、マッチングギフトを行うとしている。トヨタ自動車と日産自動車は、横並びということになる。今回、義援金以外に様々な支援を行っていることも発表されたが、小売り系やインターネット系の企業に比べると、自動車業界の存在感は規模のわりには小さかった印象。
熊本地震に対する支援について | トヨタグローバルニュースルーム
(発表日:2016/06/02)