【イオン】イオン、イオンワンパーセントクラブが「東京大学稷門賞」を受賞
イオンおよび公益財団法人イオンワンパーセントクラブ(イオン1%クラブ)が2016年度「東京大学稷門(しょくもん)賞」を受賞し、10月11日(火)、東京大学にて授賞式が執り行われた。
東京大学稷門賞」は2002年に創設され、同大学へ私財の寄付やボランティア活動及び援助等により、同大学の研究活動の発展に大きく貢献した個人・法人・団体に毎年贈られる。
このたびの受賞は、イオンとイオン1%クラブが東京大学大学院農学生命科学研究科と協力し、民間レベルでの植物病対策強化と農産物の生産性向上を実現するため、小売業で初めて同研究科の「植物医科学講座」に寄付を行ったことが評価されたもの。
同講座は、植物保護に関わる膨大な専門知・経験知を融合した複合学術領域「植物医科学」の教育研究体制を確立し、植物医学システムの社会実装を目指している。以前からイオンアグリ創造が運営するイオン農場での農産物栽培に関するアドバイスなどを通して、同研究科と交流のあるイオンは、民間レベルでの植物病抑止を進める同講座の取り組みに賛同し、グループの主要企業で構成されたイオン1%クラブを通じて、同講座に対し、2011年度~2013年度の3年間にわたり総額9,000万円を寄付した。
同講座では、2008年には国内初の「植物病院」を同学内に開設、2015年には「植物医師」の認定審査を行い、2016年4月には60名の「植物医師」が誕生している。また2011年からは市民約1,000名を対象に実施された「コミュニティ植物医師養成プログラム」を通じて、植物病防止の知識・ノウハウを習得した受講生を対象に認定試験を行い、約700名が「コミュニティ植物医師」として認定されたほか、高度先端臨床技術の研究成果のもと新たな植物病の診断キットが開発されるなど、数多くの功績が認められている。
公益財団法人イオンワンパーセントクラブは、「お客さまからいただいた利益を社会のために役立てる」という想いのもと、1989年に任意団体として設立された。イオングループの主要企業の税引き前利益1%を充当し社会貢献活動を行っており、2015年に公益財団法人へ移行した。「次代を担う青少年の健全な育成」「諸外国との友好親善の促進」「地域社会の持続的発展」に資する事業を3つの柱とし、活動している。
(発表日:2016/10/13)