【東レ】「タイ東レ科学振興財団贈呈式」を開催。約1,700万円を贈呈。
「第22回タイ東レ科学振興財団(TTSF)贈呈式」が3月11日、バンコクで開催され、式典委員長のSurayud Chulanont枢密院議員をはじめ、佐渡島在タイ日本国特命全権大使、東レから日覺社長など総勢200人を超える招待客やTTSF関係者が出席した。
式典は、TTSF会長のYongyuth Yuthavong博士による2015年の活動報告に始まり、続いて総額547万バーツ(約1,700万円)の賞金・助成金が、2件の科学技術賞、20件の科学技術研究助成、9件の理科教育賞の受賞者に贈呈された。
その後、受賞者を代表して、Prinya Chindaprasirt博士から挨拶があり、「このような名誉ある賞を授与してくださったことに感謝します。人類に貢献する科学テクノロジー学会を進展させるために、知識と知性と能力を尽くして邁進していきます」と述べた。
東レの日覺社長からは、「タイはASEAN地域の中でも産業の高度化が進んでいる地域であり、今後もさらなる成長を継続するためには、長期的な視野に立って、科学技術基盤を強化することが必要です。その担い手となる優秀な人材を育てることが、これまでにも増して重要となり、当財団の活動が、タイの科学技術振興の一助となり、また、タイと日本との相互理解、友好・親善、そして経済発展に寄与するものとなれば、これに勝る喜びはありません」と挨拶があった。
最後にSurayud枢密院議員からのTTSFによるこれまでの取り組みに対するねぎらいの言葉と受賞者への祝辞とともに、式典は幕を閉じた。
(発表日:2016/05/24)