【大日本印刷】視覚障がい者に読書の楽しみを提供する電子図書館システムを共同開発
大日本印刷、図書館流通センター、日本ユニシス、ボイジャーは共同で、視覚障がい者が電子図書館を利用する際に、音声読み上げとキーボード操作で読みたい本を探し、借り、読む(聞く)ことを独力でできるサイト・ビューワ(閲覧用ウェブブラウザ)を搭載した電子図書館システムを開発した。2016年4月に「障害者差別解消法」が施行され、全国の公共・大学図書館で情報へのアクセスのしやすさを確保することが求められており、本システムによって、視覚障がい者が読書を自立的に楽しむことができる環境を提供する。
今後4社は、電子図書館サービスを利用する生活者や図書館からの要望を取り入れ、機能を拡充しながら、3年間で200図書館以上への導入を行い、30億円の売上を目指す。
2016年4月から三田市立図書館で本システムの検証実験をおこない、本年夏にサービスを開始する予定。また、5月18日~20日に東京ビッグサイトで開催される第7回教育ITソリューションEXPOの図書館流通センターブースに参考出品する。
女性活躍推進法に比べてとても存在感が小さくなってしまった「障害者差別解消法」。このようにきちんと意識してサービス開発を行っているところがあると嬉しい。一番大事なことは、視覚障がい者にとって便利なものになっているかという点だが、一定レベルをクリアしているのであればぜひ多くの図書館で早期に採用され、視覚障がい者の世界が広がることが期待される。
大日本印刷、図書館流通センター、日本ユニシス、ボイジャー 視覚障がい者に読書の楽しみを提供する電子図書館システムを開発 ~ 4月施行の「障害者差別解消法」に対応 ~ | DNP 大日本印刷株式会社
第7回 教育ITソリューションEXPO 日本最大!学校向けIT専門展 – 教育ITソリューションEXPO | リードエグジビションジャパン
(発表日:2016/05/16)